パン屋

投稿者:柴敦 投稿日:2020年10月2日 カテゴリー:リフォーム

パン屋に行くと村上春樹の古い小説「パン屋襲撃」を思い出してしまうのは、僕がオッサンで季節が秋めいてきたからでしょうか。

リフォームをさせてもらった友人のパン屋「天然酵母のパン屋さん ハルノウタ」が先日一周年を迎えました。本当に小さな店ですが、雑誌に紹介されたり「よるマチ!」に出たり、今週末(10/4)の「もぎたてテレビ」に出る予定だったりと人気店の片鱗を見せています。ただ店主にそのことを話すと「倍の数を準備するには倍の時間がかかる」というので「だったら機械入れるとか手順変えるとか考えたら?」としたり顔で提案すると「それだと俺がやる意味がない」。

「パン屋襲撃」の内容は全く覚えていませんが、中学生のぼくは、それまで無かった現実感が希薄なタイトルに痺れて読みふけりました。そして中高年となったぼくは、不覚にもパン屋の言葉にときめいてしましました。

 

写真は1年前の開店直前の様子。

一番上の美味しそうな写真は毎日のようにSNSに投稿されるパンの集合写真。