京都の庭

投稿者:柴敦 投稿日:2020年1月24日 カテゴリー:建築, その他

以前、京都で北陸から冬の出稼ぎに来ている庭師の方と缶ビール1本飲み干すまで話しでもしましょうよという事になり、その中で印象に残った話しに「京都の寺の庭の手入れの頻度は異常に多い」というものがありました。これまで観光するときはほとんど建物しか見ていない私でしたが、今回は庭をテーマにそして重森三玲さんをキーワードに散策してきました。

まず三玲さん作の龍吟庵の庭。南は抽象的な「無」の庭

西側の「龍門の庭」は真ん中の岩が竜の顔で突き出す二本が角という珍しい具象

同じく三玲さん作の東福寺 本坊庭園

モダンで有名な苔庭

同じモチーフのアペリティフ的庭

続いて三玲さんが復元した芬陀院 雪舟庭園。元は柱に縛られても涙でネズミを描くという一芸で難を逃れた雪舟さんの作。

 

おまけ
庭で気になった建築のディテールは雨どいの処理。軒がとても深い(屋根が張り出している)ので雨どいを建物に取り付けずに独立させていました。