暑いのも寒いのもいや!

投稿者:柴敦 投稿日:2018年11月9日 カテゴリー:建築

兼好法師が「家は夏涼しいことを第一に考えて建てなさい。冬はしかたない、がまんです。」と言ったのは、もう700年も前のこと。時代は随分と変わり、人も長生きになりました。体力の少ない老後が長く続く現代なら、がまんせずに穏やかな環境で過ごしたいと思いませんか?

数年前からテレビでは「夏はエアコンをどんどん使いましょう!」と言い始めました。省エネの時代に大人になった身としては、そんなこと急に言われてもなかなか実践できません。確かに夏の熱中症や冬のヒートショックから身を守ることは大切です。でもその為にエアコンを点けっぱなしだなんて!

そもそもなぜ、家の中にいて熱中症にかかったりヒートショックを受けたりするのでしょうか?
地球温暖化の影響?
子供時代を思い返すと、現代は暑くなっています。でも気候に恵まれた愛媛なら、エアコンを点けるだけで、それなりに快適な生活がおくれます。しかし実際に断熱と気密に気を配った家での暮らしを体験すると、エアコン頼みの生活はしょせん「それなり」だったと気付かされます。暖かいリビングと寒い脱衣所の組み合わせとか、じわじわ熱くなる部屋でエアコンを入れるタイミングを逃すとか、当たり前と思ってしてきたがまんな暮らしは、実はそれほど快適な暮らしとは言えません。何もしなくても暑くもなく寒くもない家。これが本当に快適な暮らしだと思います。

人が快適に過ごせる気温の範囲は分かっています。その季節が短いことも。ならば家の性能で工夫して快適な期間を延ばしてやればいい。これは予算と勘案していく必要があり、それでも足りない分をエアコンでまかなえばいい。

言うだけなら簡単だと思う方もいるでしょう。でも私たちは快適に暮らすために必要な性能を獲得するノウハウを持っています。そしてアイビーに相談するのはもっと簡単です。新築でも改築でも快適な暮らしをご提案いたします。