優れた企画力と不屈のチャレンジ精神。
投稿者:gensan 投稿日:2016年7月15日 カテゴリー:未分類
今年の梅雨は、男性的!というか雨がよく降りますね。鬱陶しい毎日ですが、みなさまお元気にお過ごしでしょうか? こんにちは、ザッキーです。
今年は、田植えを6月16日に行い、やっと1ヶ月が経とうとしています。今年は、雨が多くて田んぼの水も「貯める」ことより「流す」ことに奔走の毎日です。でも「苗くん達」は、強敵と戦いながらも順調に、茎を増やしてくれてます。もう少しすると一番大切な「中干し」の時期がやって参ります。これがまた、重労働!です。
これからまだまだ、作業がありますが、「3つの強敵」です。
①一週間前に草を刈りましたがご覧の通りです。
雑草の生命力には、ほどほど感心させられます。雑草は、短く刈ってしまうと「早く成長しよう」と頑張って、伸びるそうでう。草には、「成長点」なる物があります。そのポイントを切られてしまうと頑張ってしまいます。近所でもこの話しよくしますが「中刈り」(チュウガリ)を実践されている農家の方がおいでます。つまり先の「成長点」を残して、長めに刈るという「草刈作業」です。確かに、伸び方が違っています。私も次は「中刈り」してみます。
②「嫁草」です。読めそうで難しい名前です。
最近増えてきた雑草です。「よばいぐさ」です。正式名称は「キュウシュウズズメノヒエ」と言うらしいです。この辺だけの「方言」かなと思い調べてみると、結構有名な雑草だそうです。漢字では「嫁草」です。でもなんだかイヤな名前ですね。畦畔から忍び寄って“あっ”という間に田圃中に広がって、気が付くと、田んぼ中芝生のようになってしまいます。ランナーという繁殖茎が四方八方に広がり、これを切っても、節からまた、根が出てしまいます。田んぼの中へ中へ攻め込んできます。結局、田んぼの周りを歩き根っこから引き抜くしかありません。除草剤という方法もありますが、どうしても「幼い苗くん達」が心配です。
最後は、③「ジャンボタニシ」です。
田んぼから引き上げで乾燥した状態の画像で色合いが悪いですが、見た目は「エスカルゴ」??これがまた、強敵です。「食料」として海外から入ってきたらしいのですが(ブラックバスも同じですね)なかなか、日本人の口に合わず廃棄、それが全国に広がってきたそうです。学名は「スリミングゴカイ」です。よく水路のコンクリートに張り付く「赤い物体」を目にすることはありませんか?何とも毒々しい色、形です。それが、強敵の卵」です。乾燥に強い殻に守られ、色が変る頃には田んぼの水の中に落ち、住処にしてしまいます。この卵は空気中でしか孵化できず、何らか理由で水中に落下すると死んでしまいます。ここでは、先の「よばいぐさ」と同じように手作業です。「鉄ヘラ」と「タワシ」を手に剥ぎ落としています。後になりましたが、このタニシの成虫は、なんと稲を食べてしまいます。「綺麗に田植された田んぼの一部分の苗が全く無い」このような田んぼを目にしたことはありませんか?
このように、「お米」を作るためには、色々作業もありますが、裏を返せば、雑草やタニシを捕食する「天敵」がいなくなったのも事実です。小さい頃から農作業を手伝ってきましたが、今年程、自然環境の変化を感じたことはありません。でも、日々成長して行く「苗くん」達を見るのは楽しいですよ。綺麗に草刈りを済ませた畦に腰を下ろし眺める達成感もいいものです。
今回は、長々と田植え後のことについてお話しました。暑さもこれからが本番になりますが、みなさま熱中症に気を付けて乗り切りましょう。秋の収穫期を楽しみに、やったるで!!