出雲研修

投稿者:gensan 投稿日:2015年6月29日 カテゴリー:建築, その他

先日、私が入らせていただいております、今治商工会議所青年部(通称:今治YEG)の事業活動の一環で、出雲大社に行って参りました。
出雲大社はみなさまご存知と思いますが、平成20年から5年の歳月をかけ、御本殿の修造(改修工事)をおこないました。「平成の大遷宮」ですね。その過程のお話を聞いたところ、出雲大社の遷宮は60年に一度ですので、材料の手配や、職人さんの技術継承が非常に難しい問題になるんだな、と思いました。今回の修造で係わった一番若い職人さんが25歳ということでしたが、60年後には85歳を迎えられるので、今後の成長ならびに、今からの若い方への指導が大事になってくるんだな、と思いましたね。
材料にしても、屋根は全部葺き替えと聞きましたが、その屋根材が国産檜の皮を使用しているとのこと。
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↑この屋根全部が檜皮です
これだけの檜皮を用意するのに、広島県三次市の山に1万本の植樹をおこない、120年後のものを使用するそうです。(60年後の檜だとマダマダみたいです)

また、出雲はぜんざい発祥の地ということで、もちろん食いしん坊の私は合間をみて、お店にレッツゴー!おいしくいただきました(笑)
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その「ぜんざい」の由来は、全国の神様が集まる10月(出雲以外は神無月といい、出雲は神在月といいますね)の神事の際に振る舞われたのが「神在餅(じんざいもち)」で、そこから出雲弁で訛っていき「ずんざい→ぜんざい」になったそうです。また、「神門通り」(宇迦橋の大鳥居から勢溜の大鳥居までの通りのことをいいます)という商店街があり、その通り沿いも以前はシャッター商店街で賑わいもない状態でしたが、これじゃいかんと言うYEGの先輩が音頭をとり、大改革をし、賑わいがある通りになったみたいです。それもこれも、この通りを良くするという方々がひとり、またひとりと集まり、「熱い思いを持ち、行動する」ことによりこのような形になったみたいです。

弊社も、ひとりひとりのお客様へ対し、熱い思いをお互いが共感し合い、後世まで引き継がれる建物を提案していくよう努力して参ります。

最後に、プロテニスプレーヤーの錦織選手もバックにつけている「吉田くん」をゲットしてきました(笑)
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&竹内まりやさんの実家↓
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アイビーは古民家再生にも力を入れています。