優れた企画力と不屈のチャレンジ精神。
投稿者:gensan 投稿日:2012年12月11日 カテゴリー:建築
いつもありがとうございます。
今回は営業の沖がお相手です[:嬉しい:]
長いので気合入れて読んで下さい[:ショック:]
太陽光発電って実際はどうなん?と、思われている方は多いのではないでしょうか?設置している住宅はどんどん増えてますよね?弊社のお客様でも、太陽光発電を導入される方が増えています。
ということで今回は、太陽光発電についてポイントを絞って説明しましょう。
メリット・デメリット
メリット:電気代を安くできる、地球温暖化対策、メンテナンスが簡単、少量だが非常用電源にもなる、夏場屋根の断熱効果が期待できる、等
デメリット:設置費用が割高、工事が必要、夜間は発電できない、等
設備の仕組み
簡単にと言うと、屋根にモジュール(パネル)を載せて太陽光を集め、パワーコンディショナーという機械で使える電気に変換します。このモジュール、メーカーによって様々ではありますが、普及品では容量1kWあたり、大きさは畳4枚分くらい、重量は架台込みで80?〜100?あります。4kWなら400?近い重量が屋根にかかってきますが、一点に集中しているわけではないので、そこまで心配しなくて良いです。ただ、軽いに越したことはありません。屋根が重いと地震の時に不利です。軽量化した商品もあります。
どれくらい発電するのか?
設置環境やモジュールの性能にもよりますが、だいたい容量1kWあたり年間発電量は1000〜1100kWhと考えましょう。4人家族の年間消費電力は5500kWhと言われます。容量4kW前後を設置する家庭が多いようです。
設置費用は?
2006〜09年は1kWあたり平均で60万〜70万円でしたが、2011年後半には1kWあたり50万円強まで落ちています。最近では、海外メーカーの参入等もあり、1kWあたり40万円を切る商品も出てきています。弊社では国産品のみお勧めしております。
メンテナンスや機器の寿命は?
基本的にメンテナンスは必要ありません。心配であれば、年に1回程度、モジュール表面の掃除や配線のチェック、テストなどを行います。業者に頼んでも1回が2〜3万円程度です。寿命ですが、一般的にモジュールが20年以上、パワーコンデショナーが10〜15年と言われていますが、実際には、変なメーカーやハズレを引かない限り、少なくともモジュールはもっと持ちます。パワーコンデショナーにしても、15年で使えなくなったという例は少ないです。
補助金は?
容量10kW未満の場合は、国と自治体から補助金が出ます。10kW以上は補助金はありません。
国:1kWあたり3〜3.5万円(1kWあたりの設置費用55万円以下⇒3万円、47.5万円以下⇒3.5万円)
今治市:1kWあたり5万円(20万円限度)
松山市:1kWあたり5.4万円(16.2万円限度)
※4kW設置で今治市なら34万円、松山市で30.2万円。
売電って?
これが肝です。一般家庭の年間消費電力は約5500kWhと申し上げました。では、5.5kWのシステムにすれば年間の電力が賄えるのか?答えはノーです。当然ながら、発電は太陽が出ている昼間しかできません。太陽が出ていない時間帯は、電力会社から電気を買わなければならないのです。昼の発電分を蓄える蓄電装置というものがありますが、費用がかかりすぎて家庭用としては現実的ではありません。買う電力は1kWhあたり約24円。ただ、昼間の余った電力は電力会社が買い取ってくれます(余剰電力買取制度)。この売電価格が大切です。元々は売電価格も買う価格(買電価格)も約24円でした。それが、太陽光発電を普及させるべく、2009年11月から売電価格が1kWhあたり48円となりました。しかも10年契約(10年間金額固定)。2011年4月からは42円に下がったものの、この金額は来年3月まで有効です。来年4月からは30円台に落ちると言われています。更に、今年の7月から来年3月までは、10kW以上のシステムに関しては、なんと20年金額固定(42円)で、発電した全量を買取ってもらえます(全量買取制度)。高く売れる電力を使用することなく、全部売ることができるのです。しかも20年間金額固定です。
どれくらいで元が取れるの?
10kW未満の場合:売電価格が買電価格を大きく上回っていますから、より多く売電したほうが得です。そのためには、昼間になるべく電力を消費しない、ことが大切です。ただ、仮に昼と夜の消費電力が5:5としても、システム1kWあたり42万円程度で導入すれば、8〜9年で元が取れると思われます。それ以降は、丸々儲けですが、10年後の売電価格が問題です。恐らく買電価格(24円)付近ではないでしょうか?
10kW以上の場合:補助金が出ないものの、全量買取りですので、非常に効率が良いと言えます。1kWあたり42万円程度で導入として、元が取れるのは9年〜10年程度。しかも、20年間売電価格は42円です。これが大きいです。
結局どういうこと?
単刀直入に言うと、太陽光発電設備を導入するなら、今しかないです。売電価格が高く、かつシステムの導入費用が下がってきた今を逃す手はないです。来年3月の申込受付までです(施工は来年度でも可)。しかも、どうせやるなら10kW以上をお勧めします。これも、今のタイミングしかありません。事実、電力会社では、現在、駆け込みの申込が殺到しているようです。
実際、私が住んでいる家も、つい先日10.56kWのシステムをを導入いたしました。弊社のお客様でも、10kW以上を設置済み、または検討中の方が複数いらっしゃいます。
これを読んで太陽光発電に興味をもたれた方は、ひとまず弊社にご相談を!<了>